【作例紹介(20)】コンサルティング研修DVD

コンサルティング用の「再現寸劇ドラマ」を制作

都内に本社本部を擁する、著名コンサルティング会社さまの研修用動画です。

新人研修用の動画として、再現ドラマの制作を行ないました。どんな内容か、詳しくご紹介したいと思います。

入社数年のフレッシュマン向け研修用動画

今回のご依頼主さまは、経営コンサルティング会社さま。ご存知の方も多いかもしれませんが、経営コンサルの会社では、動画教材が頻度高く用いられています。

その内容は多岐に渡っていて、マナー研修だったり業務研修だったり。あらゆる種類の動画が活用されています。

そんな中で本作品は、新入社員研修用として企画されました。それも入ったばかりの新人、というわけではなく、入社から1年~数年が経過したフレッシュマンの方が対象。

こうした方々に、さらに飛躍してもらえるようレクチャーする。そんな目的で制作されたのが、本研修用動画となります。

 

再現動画だからこそ表現できること

そして本作品は、上記にもあるとおり「再現のお芝居」で研修内容が展開する構成となっています。

昨今の研修用動画では、あまり使われることがないこの「再現映像」手法。あまり使われなくなった理由はさまざまですが、一方で再現動画だからこそ表現できる内容があるのも事実です。

そのひとつが「気付きを与える」ための「間」が表現できる点。再現ドラマなら、会話を進める中で視聴者に正解を想像しながら見てもらえるという、いい意味での「同時進行形思考」を喚起することができます。このため、表現としては多少古色蒼然とした再現ドラマですが、今でも活用されることがあるわけです。

寸劇演出では「台本」が重要

上記のような理由で、現在も健在な再現ドラマ・寸劇。こうしたコンテンツを作る際に重要になってくるのが、やはり台本です。

寸劇演出で、台本がまっとうに構成されていること。これは絶対的に欠かせないポイントといえます。

ドラマでありながら「要素」も入れる難しさ

寸劇台本の完成度については、チェックポイントがいくつかあります。まず第一に、研修内容が無理なく盛り込まれているかどうか。

確かに寸劇ではありますが、ドラマを見せることが研修動画の目的ではありません。あくまで「研修」が本分。

このため、研修の要素がきちんと無理なく反映されているかどうかが、大変重要な台本チェック項目となります。

理屈に傾きすぎないよう注意

さらに。展開に無理はないか、せりふが長すぎはしないかなども大事な検討点です。そして意外と見落としがちなのが「理屈に傾いていないかどうか」。

映像は、もともと「理屈を分解する」という機能のために存在しているといっても過言ではない存在。それだけに、研修要素がビジュアル化されておらず、ただ単にせりふや説明でごまかされているような演出はいけません。

せっかくの動画。ここは動きのある動画で表現したいものです。

本作品でも、こうしたチェックポイントにもとづき、万全の体制で制作に臨みました。そして皆さまご協力のおかげで、しっかりとした研修再現ドラマに仕上げることができました。

最後の箇条書き提示が、効果的

いかがだったでしょうか。付記としては、以上のような再現寸劇による研修要素を、最後に箇条書きにしてあげると理解度が高まります。これもひとつの演出上の工夫です。

このように、寸劇という枯れた手法でも、しっかりした研修動画の制作は可能です。そんな動画をご希望のご担当者さま、ぜひ当社での制作をご検討いただけますと幸いです。