【作例紹介(19)】研究機関運営マニュアルDVD

イベント実施のためのマニュアル説明動画を制作

国立研究機関さまの、イベント実施マニュアル動画の制作を行なわせていただきました。イベント実施の際にスタッフとなる方に向けた、映像版の実施マニュアルです。

どんな作風なのか、さっそくご紹介しましょう。

 

「やってみせる」をカタチにした動画

動画の内容はいたってシンプル。お客さまの導線と、それを管理するスタッフの導線確認のための映像です。

その意味では、大きな造作はない作風。ただ、実際にどのように動くか、どのように機材類をセットするか準備するか。そのあたりを「やってみせることで」分かりやすくするという目的があり、その目的を完遂させるのが本動画の役どころとなります。

あくまでも分かりやすく、シンプルに、そして「やってみせる」を形にする。誰が見てもすぐに理解できるよう、映像で残しておく。

そんな映像の原点に立ち戻った、研修用の動画といえます。

要所を自然に際立たせて、映像表現

具体的には、たとえばオペレーションの仕方など、模範となる動きを「演技」してもらういそれを記録にとります。そしてマニュアルチックに上手にまとめることで、スマートな動画資料として仕上げています。

とはいえ。こうした記録撮影は、実際は非常に高いスキルが必要となります。

まんべんなく撮影し、それでいて要所を見抜いて強調する。こうした作業は、意外とどの業者でもできることではないのが実情です。

まして一般の方には、ひじょうに荷の重い作業。そんな背景もあるので、実際の制作は、当社のような業者に一任するのが得策といえます。

やってみせる、を動画で再現

ところで、こうした実施オペレーション動画は、妙に作りこんだ編集がなくても本来の機能を発揮するものです。

要は、繰り返しになりますが「やってみせる」、の動画版。そこがまっとうにできていれば、きちんと機能を発揮します。

動画とはいえ、長い本編尺はNG

ただし。制作する上で、大事なポイントがあります。それは、本編の長さ。つまり尺です。こうした研修用の動画は、長すぎるのは絶対だめです。なぜなら「見る気がうせる」から。

研修用の動画は、作り手と受け手の時間間隔に大きく隔たりがあることがよく指摘されます。つまり、見せる側はより多く見せたいし、見せても見てもらえると思っている。

一方の受け手は、できるだけこうした映像は短くと願っている。その差が大きいのです。

であれば。ここは受け手の感覚を優先し、できるだけ短くしてあげることが大事です。そうしなければ、見てもらえない結果になってしまうからです。

シンプルなテロップで説明を添える

その一方、適度な造作を入れてあげるのも、見る側の負担感を少なくするポイントといえます。シンプルなテロップなどは、その代表的なもの。分かりやすく、簡潔に。

これは人の話でも同じですよね。くどくなく、しつこくない程度にさらっと説明を加える。このさりげなさが、映像の品位に直接関わってきます。

撮影力の差が、そのまま表現力の差に

以上のような造作で、ごくシンプルな研修用動画は完成しました。

くり返しになりますが、シンプルであればあるほど「撮影力の差」が大きく浮き彫りになります。やはり餅は餅屋。無理せず、こうした撮影は専門の業者に任せるのがいちばん楽で効果的な手法といえるかもしれません。