【作例紹介(43)】学習塾チェーン 研修DVD

学習塾の勉強法レクチャー動画を制作

全国展開されている、大手新進学習塾さまの社内イントラ研修用動画の制作を行ないました。

これは、社内のネット回線で回覧板的に視聴される動画。各支部での取り組み・工夫を全社で共有するための映像です。どんな作風なのか、さっそく見てみましょう。

レトリックを多用した「トンチ系」研修動画

実はこの作品。この記事内で万全に説明するのが非常に難しい動画(笑)です。というのも、単純な研修用動画ではなく、各教室での取組みを「擬人・擬似なぞらえ」で説明・表現するものだからです。

たとえでいうと。担当生徒の勉強の仕方・Aくんの場合は、いうなれば「病院の受付」方式です、と「ネーミング」します。

その上で、なぜ病院の受付方式になぞらえられるかを説明。さらに、その方法のメリット・利点を箇条書きにして提示して終わる形です。

このように、普通に説明するのではなく「なぞらえ式で」情報を伝える。そんな作風を踏襲しているのが本作例の特徴です。

本当に伝わる研修用動画を目指して

言ってみれば。本作品の制作事例は、いわば「トンチ」を利かせた企画動画のようなものです。

ただ、こうしたトンチ。見る分には面白く興味深いですが、作る方は大変。誰にでもできる作業ではありません。本当の意味での「クリエイティブマインド」が求められます。

だからこそ。当社ではこうした制作・作風を非常に重視しています。漫然と作るのではなく、本当に伝わる研修用動画を構成する。

そのためには、難易度が高くともひるむことなく制作に取り組む。そんなマインドを重視しています。

シンプルながら質感高い完成度を

その一方。同じくらい重視しているのが「シンプルながら、ていねいな造作」。

いくら面白みのある作品でも、つくりが雑だったり、ていねいさに欠ける作品だと見る側も辛いもの。そうではなく、シンプルながらきちんと質感のある作品に仕上げる。そんな部分に注力して編集を行なっています。

見て楽しく、含蓄のある作風を

今回ご紹介している作品は、いわば正統派の作風ではありません。

しかし。こうした一見「おふざけ」に見える親しみやすさを含む作品がきちんと研修用動画として成立する理由は、「基本思想の屋台骨がしっかりしている」からに他なりません。

ただただ奇をてらっただけの映像ではなく、確固たるテーマのもとで構成立てが行なわれている。

だからこそ、「見て楽しいながら、その実深い含蓄のある」研修用動画として体をなしているわけです。

 

動画制作には「ユーモア」のセンスが大事

以上、今回は一風変わった作風のご紹介でしたが、いかがだったでしょうか。

今回のようにティーンエイジャーを主役に据えた作品では、本作品に反映したユーモアのようなセンスも大事。あくまでも親しみやすく。そんなテイストがあってこそ、伝わる内容にまとまります。

御社でもぜひ、そんな研修動画を検討されてみてはいかがでしょうか。