【作例紹介(45)】運輸会社ドライバー教育DVD

マナーやきまりを、研修動画にまとめる

関東圏で食品陸運をされている企業さまの、トラックドライバー向け研修用動画を制作しました。

今回のテーマは「車載機の操作方法」。機器の操作と、それにまつわるマナーやきまりの研修用映像です。どんな内容か、さっそくご紹介しましょう。

トラック乗務員のための研修用動画

一般の方はほとんどご存知ないと思いますが、陸送トラックの場合。ほとんどの車両に「車載機」と呼ばれる機器が搭載されています。

これは、全てのドライバーの勤怠、そして配送状況を管制センターで把握するための機器。この車載機を操作することで、会社が現場全てのオペレーションを統括していいます。

実はこの車載機。扱う上で、さまざまな決まりと「しきたり」があります。正しく操作しないと、逆に管制がしにくくなる結果になります。そこで、これを研修で全ドライバーに学んでもらおう、そうした意図で企画されたのがこの動画、というわけです。

反映要素を、いかに把握し整理するか

実際の制作ですが、まずテーマを「いかに情報を整理して把握してもらうか」に設定しました。

というのも。車載機の操作自体は難しくないのですが、さまざまなシチュエーションで操作する内容や順番が微妙に変化します。このため、操作そのものより「状況の整理・把握」の方が煩雑、という現実があるのです。

まずはこの「現状把握と整理」が、事前にしっかりできるように。そこに注力し、内容を構成することにしました。

 

理解しやすく整理して見せる重要性

いうなれば、これは「情報整理」。さまざまな研修内容を「理解しやすく、分解整理してあげる」作業です。

いかにスマートな形で整理してあげられるか。さらにそれを動画に変換してみせるか。ここが、業者としての腕の見せどころとなります。

研修用の動画は「見てもらえて」、こそ

もちろん動画なので、情報の整理だけでは「見て面白くない」結果になります。

そこで、実際の業務風景やお仕事現場など。バラエティに富むロケ映像を多数反映しています。

やはりドライバーの方としても、リアルな映像が挿入された方が興味が向きます。実は映像を作る上では、ここが大事なのです。

どんなに研修教材としてまとまっていても、「見てもらえなければ」価値がありません。その「見てもらえるきっかけ」を、本編の各所に上手にちりばめる。これが、研修用動画を制作する際の演出のかなめとなります。

変化に富む表現で、目に楽しい作風を

さらに。いくら研修用の動画といっても「説明だけが延々続く」ような本編では、見ていて疲れます。

ここはできるだけ変化に富む映像にするのが得策。同じ説明をするのでも、あの手この手で表現を変えて見せてあげる。

こうした造作がしっかりできて、初めて伝わる映像に結実します。やはり「見せるための工夫と造作」は大事です。

映像で講義も立体的に

以上、陸送ドライバー向け・車載機研修用動画の制作事例、いかがだったでしょうか。

やはり研修は、講義だけではなく動画を取り入れることが大事です。映像なら抵抗なく見てもらえますし、講義も立体的な内容に変化します。御社でもぜひ、制作をご検討されてみてはいかがでしょうか。