虎の巻 (4):テロップが持つ意外な効果

研修用動画では、テロップ(画面に映る文字)は非常に重要な役割を果たします。それだけに、当社でもたいへん重要度高く認識して制作にあたっています。ではなぜ、テロップが重要なのか。今回はコレについて考えてみましょう。

まず即物的なことですが、画面に文字が映ると、人はその文字を読み終わるまで画面から目を離しません。これが大変重要な意味を持っています。しっかりと映像を見る(研修内容を理解してもらう)ために、テロップは重要な役割を果たしているわけです。

一時期、テレビで「テロップの功罪」論争があったものですが、実はそれはきわめて不毛な論争。上記の原理がある以上、制作者としては批判するのではなく上手に活用するのが吉なのです。

そしてテロップは、文字である以上画面上のデザイン性付与の意味も大きいです。要は見栄えしてみてたのしい。つまりクリエイティビティがある。その意味でも、テロップは大切な役割を果たしています。

とはいうものの。では何でもかんでも画面にテロップを入れればそれでok、というわけではありません。やはりきちんと機能を果たす、美的に美しいものにまとまっていなければ何の価値もない。

その意味では、テロップを最大限活かせる業者に依頼しなければ、本来の目的を完遂できる作品づくりはできません。これはとても大事なことです。

よくある事例ですが、制作能力がお低めの業者さまの場合。テロップに対し、何でもかんでもエッジ(ストローク)をつけてしまいます。結果、非常に不恰好で品がない雰囲気になっています。いわば、スーパーのちらしのような落ち着きのない画面になってしまっている。

こうした造作を見れば、それこそひと目でその業者のレベルが分かるものです。そしてひいては作品全体の質感・完成度に直結してしまう。看過できない大きなチェックポイントといえます。

まとめてみると。要はテロップとは、「グラフィックデザイン」そのもの。動画を制作するためには、こうした美的感覚やスキル・ノウハウが大変重要になってくる、というお話です。

その意味でも、まっとうな業者に制作を依頼することが何より大事。町のビデオ屋さんやブライダル業者さんがやっているビデオとこうした研修用の動画は、同じ動画でもまったくジャンルが異なる作品である、ということ。

やはり、テレビ番組制作をおこなっている、本物のプロ業者に頼むことが大事。当社もまさにその一例といえます。レベルの高い業者に頼むこと、これがまっとうな研修用動画制作への第一歩です。