【作例紹介(14)】建設現場スタッフ研修動画

現場に出る前に見るための研修用動画

東北地方を地盤とする、中堅ゼネコン会社さまの研修用動画を制作しました。

視聴対象は、将来の幹部候補となる新入社員。現場に出る前に、職場の雰囲気や大まかな流れを学ぶための映像としてまとめました。

どんな内容か、さっそくご紹介いたしましょう。

 

建設業スタッフ向け動画教材の制作

今回ご依頼いただいたのは、建設業の会社さま。ゆえに、現場での取材が不可欠です。

どんな雰囲気で、どんな手順で、どんな点に注意して業務が行なわれているか。これを、動画を通して紹介・学習していただく形になります。

そこで今回は、先輩社員の密着取材映像をご提案。文字通り、1日朝から夜まで、お手本となる先輩社員の動きをカメラで追います。これにより、動きや業務、注意ポイントを映像でつぶさに解説するかたちとなります。

時系列で仕事の流れを把握できること

密着取材映像のよいところは、「時系列で」仕事の流れを把握できる点です。

時系列をより分かりやすくするため、画面ではサイドスーパーとして時刻表示を反映。いま、どの段階の仕事をしているかが一目瞭然で分かるようにしています。

さらに、現在の映像が何の業務なのかがすぐ分かるよう、見出しとキャッチを適宜反映。

こうしたデザイン的な造作により、たとえば画面をプリントアウトすることで紙資料としても流用できるように工夫しています。

ドキュメント形式で興味深い映像を

このように、いわば「ドキュメント」形式で今回は制作を行なっています。

ドキュメント形式最大のメリット・それはやはり「見て面白く=興味深く、自分もやってみたい」という意識を引き出せる点。このあたりは、まさに動画ならではの威力といえるでしょう。

映像は「箱庭的」で、見て面白い

ではなぜ「ドキュメント」形式だと、やってみたい感を引き出せるのでしょうか。

それは、映像がいわば「箱庭的な」親しみやすさをかもし出せるからと思います。反面、実際の現場そのものだと、何も知らない段階ではあまりにリアル過ぎて、ある種の気後れが出てしまうという一面があります。

それゆえ、いきなり現場に連れて行くのではなく、まずは動画で様子を見てみる。こうしたワンクッションがあると、今の若い人たちには受け入れられやすく、好評なのだと思われます。

その一方で、こうした密着ドキュメント映像は「会社の記録」としても重宝する点も見逃せません。

コマーシャルや広告などの、あまりにきれいに決まった映像ではなく、あくまでありのままを写した動画。これが、後年になってから価値が出てきます。その意味でも、研修用の動画をドキュメントスタイルで撮っておくことは大変に意義のあることといえると思います。

 

動画と完全連動した紙資料も有用

さらに。前述しましたが、動画で研修用動画を作ると、自然と「紙資料も」作ることができます。

というのも、動画は静止画で書き出すことができるので、これをプリントアウトするわけです。これにより、動画と完全に連動した紙資料を用意することができます。

まずは動画を流してみて、その後、紙資料を見ながら細かな部分まで解説する。こうした立体的な研修が実現します。

そう、動画で研修用教材を作っておくとさまざまなメリットがあるということです。

記録動画から研修動画に昇華させる

以上、いかがだったでしょうか。このように記録動画を撮ることは、必然的に現在の研修内容・教育内容をまとめなおすことにもつながります。

建設業の人事ご担当者さま、ぜひご検討いただければと思います。