【作例紹介(12)】住宅施工スタッフ研修動画

建築会社スタッフ向け研修用動画を制作

前回記事でもご紹介した、同じ著名集合住宅建築会社さまの研修用動画をご紹介いたします。

本作品は、前回作品からさらに発展・より詳しい技術内容や現場に密着した情報を軸に構成されています。どんな作品なのか、さっそくご紹介しましょう。

現場でのNG例を「動画で」伝える

本作品の特徴は、前作にもまして「より直接的な説明と表現」に徹したこと。レトリックを廃し、技術や伝達事項をそのままビジュアル化し説明。これにより、限られた本編尺を最大限有効に使う演出を行なっています。

こうした原則にのっとった構成のため、実は「避けるべき悪い実例」も盛り込んでいます。いわゆる「現場NG集」です。これが本作の最大のハイライト。

やはりいい例ばかり出していても、直感的に理解しにくく、また理解できても飲み込みにくいもの。こうした「悪い例」を実演して見せることで、強く印象に残り引いてはしっかりとした研修を構築する。そんな構成を反映しています。

よい例と悪い例を、映像で比較して見せる

さらに。「悪い例」を提示することによる、効果的な演出がひとつあります。それは「よい例との対比ができる」ということ。

何事もそうですが、比べることでその差がはじめて明確になるものです。研修も同じ。よい例と悪い例を比べることで、なぜよいのか、あるいはなぜ悪いのかを具体的に見ることができる。そう、理解への第一歩となるのです。

映像であれば、これを動きで見せることができます。それだけに、よりそのコントラストが明確になる。このように、悪い例を見せることと、さらに対比を際立たせることは、研修用の動画において非常に効果的な手法といえます。

汎用ではなく、オリジナルの研修用動画を

ところで。今回こちらの会社さまから当社にご依頼があったもうひとつのきっかけ・理由があります。それは、汎用ではない、オリジナルの研修動画が作りたい、ということ。

以下の記事では、これについて詳しくご説明したいと思います。

まず「汎用の研修用動画」とはどういうものかをご説明します。

これは、市販されている業界向けの一般研修動画。市販されているだけに、さまざまな業種に広く浅く該当するような研修動画です。

汎用だけに、どんなことにも当てはまるような一般論に終始しているのが特徴。ゆえに、具体的な内容は何もない。ただ、気軽に入手できるだけに活用する企業さまはそれなりにいる模様です。

その意味では便利なのですが、やはり汎用だけに課題が多いのもまた事実です。

自社の状況そのものを表現できる利点

汎用の動画は、自社の具体的な事例に対応していません。ですから、説明されている内容は、はっきり言えば「大まかなあるべき論」のみ。

これはこれで使いではありますが、やはり踏み込んだ研修は不可能です。本気で研修を行なうためには、やはり自社の状況そのものを表現した教材を用いなければ無理です。

オリジナルで制作する研修動画なら、まさに伝えたい情報そのものを取材・制作するわけですから、そのものずばりの教材となります。だから効果があるのです。

汎用的な研修用動画(市販されている研修動画)は、あまり役に立たないというのが実情といえます。だから、自社オリジナルの研修用動画を制作する必要があるのです。

オリジナル制作でこそ、研修効果がある

いかがだったでしょうか。補足情報としては、画面上ではポイントを見出しやキャッチでまとめるなどの工夫も重要性です。こうした造作も、オリジナルで制作してこそ。

やはり効果的な研修を行なうためには、オリジナルで制作する研修動画が必須です。ぜひ御社でもご検討いただけますと幸いです。