企業イントラネット配信の講義動画
個人で活動していらっしゃる、コンサルタント先生の研修講義動画を制作しました。
具体的には、大手企業のイントラネットに掲載するための研修用動画です。どのような作風なのか、さっそくご紹介したいと思います。
シンプルな作風の講義ビデオ
本作品は、大手生命保険会社のイントラネットに定期掲載される研修用動画の本編です。
また同時に、ディスクメディアに複製することで、全国の支社・支部にも配布される形にもなっています。こちらの案件を、今回はお手伝いさせていただきました。
本編としては、ごくごくシンプルな講義ビデオ。その意味では、作りも簡素そのもの。先生がご講義され、それをバストショットで押さえたものになります。
とはいうものの。もちろん当社が制作を司るわけですから、基本部分の屋台骨はしっかりしたもの。技術面で万全のバックアップ体制でお手伝いさせていただきました。
最大のポイントは「紙資料との連動型」であること。動画には逐次、紙資料との照合ナンバーを表示。今どの部分をお話しているかがすぐに分かるよう、工夫しています。
要所に入る「箇条書き」が効果的
また同時に、動画本編には要所要所で「箇条書きによるまとめ」も挿入しています。
実は研修用の動画では、こうした造作がとても大事。きちんと節目で分かりやすくまとめてあげること。
こうした編集がなされていないと、ただただ流れるだけの動画となってしまい、研修効果が下がります。あくまでも、見てもらって、理解してもらって初めて価値が出る。それが研修用の動画。
当社の編集では、そうした部分にしっかりと向き合った上で作業が進められています。
まとめ書きが役に立つ
言ってみれば、要所でのまとめ書き。これが、思っている以上に効果を発揮するわけです。
これは箇条書きだけにはとどまりません。つまりは、見る人の側にたって編集されているかどうか。それが大事なのです。
これは本編の随所で、さりげない形で反映されています。
ご覧の画面は、いわば「章のはじめのとびら」。当社ではブリッジなどと呼んでいますが、こうしたいわば「息継ぎ」に相当するカットも効果的です。
さらに。単にブリッジ画面を入れるだけではなく、ジングル的なサウンドも付加してあげればなお良心的。いかにも段落が変わったというのがとても分かりやすく提示することができます。
章立てされた「本編構成」であること
上記のブリッジに関連しますが、要はブリッジが入っているということは「本編がきちんと章立てされている」ことでもあります。
ただただ講義が延々続くのではなく、テーマごとに分割され、理解しやすい形で編集されていること。
つまり、研修用の動画は漫然と作るのではなく、目的意識を明確に持って取り組むことが肝心ということです。
そして当社では、そんな部分をものすごく大切にしながら、撮影と制作に取り組ませていただいています。
「ていねいに」作られているかどうか
このように、きちんとテーマに向き合って制作に取り組む。これが研修用動画づくりではもっとも大事なことです。
付記としては、見出しの効果も挙げておきたいと思います。分かりやすい見出しをつけてあげることで、理解度が格段に向上するからです。
そんな部分も含め、要は「ていねいに作る」こと。それが研修用の動画づくりで欠かせないマインドだと思います。